公序とユス・コーゲンス(強行規範)
pages 79 - 100
ABSTRACT:

この論文は、国際私法(法の抵触)を含む、国内法制度における公序(公序)の概念について論じたもので、1980年の「契約債務の準拠法に関するローマ条約」および規則 (EC) No. 593/2008によって規制される公序に焦点を当てている。「公序」という概念は、「国内秩序」や「国際公序」とは区別される。また、用語上の問題もある。一部の著者は、「命令的な(imperative)」、「絶対命令の(peremptory)、「強制的な(mandatory)」、「ユスコーゲンス(jus cogens)な」公序規範をすべて同一のものとみなしている。最終章では、国際公法における強制的規範(ユス・コーゲンス、強行規範)について論じている。

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about the authors

法学博士(DrSc.)。チェコ共和国科学アカデミー国家法律研究所博士。チェコ共和国ピルセン市西ボヘミア大学法学部教員。

E-mail: josef.mrazek@telecom.cz